遺産整理とあわせて相続税の申告を行ったケース
状況
急にお亡くなりになったXさん(弟さん)の相続について、相続人のYさん(姉)から相続手続の相談をお受けしました。
Xさんには子供さんがおられず、Yさんを含めたご姉妹4名に相続権は承継されていました。当初はXさん名義の不動産の相続登記についてのみのご相談でしたが、預貯金の解約等の手続をすすめていくにしたがって、慣れない相続手続きが大変で、夜も眠れないほどのストレスを抱えてしまい、預貯金の全部を含めた相続財産全般の遺産整理を当事務所にご依頼になられました。
司法書士の提案、お手伝い
相続人の皆様全員から遺産整理の委任状をいただき、Xさん名義の相続財産の調査を行い、財産目録を作成しました。
正確な財産状況の把握に努めた結果、相続税の申告が必要となることが判明しました。相続人の皆様にご了解を得たうえで、当事務所とおつきあいのある税理士事務所に相続税申告の依頼を行いました。
税理士からの説明等の日時の調整は当事務所で行い、説明の際には、必ず司法書士が同席しました。税理士からの説明は専門用語も交じりますが、相続人の皆様にもわかりやすいよう、司法書士がかみくだいて説明しました。税理士から必要とされた書類の授受も当事務所を経由して行い、窓口は一本化しました。
結果
Xさん名義の不動産は、地元にお住まいの相続人であるYさんが相続し、預貯金はご姉妹で均等に相続する内容の遺産分割協議が成立しました。
その内容で不動産については登記申請、預貯金については解約後、皆様の口座に振込み手続を行いました。
また、相続税の申告についても当事務所が窓口となって税理士への委任状等の収集を行い、相続税の納税もサポートしました。結果として、夜も眠れないほどストレスを抱えてしまったYさんの負担軽減のお役にたったと思います。